2013年5月29日水曜日

もんじゅに停止命令!いっぽう、各地の原発は再稼働にむけて準備を着々と…?



ついに、ボク高速増殖炉もんじゅに対して正式な停止命令が出されることが決まったの。
「もんじゅはあぶない」「やめろ」と折りにふれていってきてくださったみなさんには、厚く御礼申し上げますだよ。

東京新聞『もんじゅ 来月活断層調査 使用停止を正式決定』2013年5月29日 13時56分 
 点検漏れ問題では、昨年十一月に重要機器も含め一万点にのぼる漏れが発覚。今年二月の規制委による立ち入り検査でさらなる漏れが見つかった。機構の幹部らの間で安全を軽視する姿勢も確認されたことから、規制委は二十九日、原子炉等規制法に基づく使用停止命令を出すことを正式に決めた。
 機構には弁明の機会も与えられたが、「深刻に受け止める」などと、弁明しないことを規制委に文書で報告していた。
 この問題では、既に機構の鈴木篤之前理事長が辞任した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013052990135630.html

今回の命令は、メディアによって「禁止命令」「停止命令」などいろいろないいかたが使われているけれども、要するに「ちゃんと安全管理できるようになるまで、原子炉もんじゅを使っちゃダメ。再稼働の準備もしちゃダメ」というもの。

けっして、これで「廃炉」とか「研究中止」というわけではないのね。
サラリーマンさんでいえば「出勤停止」とか「謹慎」みたいな感じ。

ただ、以前からボクのおしりの下には
「活断層があるんじゃないか?」
という指摘がなされてきていたの。それに対してボクのパパのJAEA(日本原子力研究開発機構)は
「えっ、あれは活断層じゃないよ」
「たぶん、あれは動かないと思う」
とつっぱねてきたんだけれども、それについても今回、規制委員会の調査が入ることになったの。
もしこれで正式に活断層だ、という結論が出れば、いっきに廃炉の可能性は高くなるんだよ。

同じく東京新聞『もんじゅ 来月活断層調査 使用停止を正式決定』
 原子力規制委員会は二十九日、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の敷地内の断層が活断層かどうか、外部の専門家チームによる現地調査を六月中旬~下旬に実施することを決めた。
 専門家チームは、富山大大学院の竹内章教授、千葉大大学院の宮内崇裕教授ら四人で、規制委の島崎邦彦委員長代理がまとめ役を務める。六月十三日に事前会合を開く。

ボクもんじゅは、冷却材にお水ではなく、ナトリウムという「空気にふれただけで燃えだして、水をかけられると激しく爆発しちゃう」物質を使っているんだ。そのうえ、ふくいち君をはじめとするふつうの原発にくらべると、配管が薄くて華奢なんだよ。

だから、地震が起きて配管が破れてナトリウムが漏れだしたら、それだけで火事になっちゃうの。じっさいに、1995年には配管が破れたことでナトリウム漏れ火災事故を起こしているんだよ。
そんなわけで、ふくいち君のようなふつうの原発よりもずっと危ないんじゃないか、といわれているボクもんじゅ。もし真下に活断層があるなら、ますますこわいよね。

そして、ボクに停止命令が出たいっぽうで、こんなニュースも。

NHK『高浜など4原発 運転再開向け7月申請へ』5月28日 4時15分 
 NHKが原発を持つ電力会社10社に取材したところ、少なくとも4つの原発が、運転再開に向けて、ことし7月に新基準に基づく申請を行う計画を進めていることが分かりました。
 計画を進めているのは、関西電力が福井県にある高浜原発の3号機と4号機、四国電力が、愛媛県にある伊方原発3号機、九州電力が鹿児島県にある川内原発の1号機と2号機、それに北海道電力が泊原発の1号機から3号機で、合わせて8基です。
 4つの原発以外にも、九州電力が佐賀県にある玄海原発の3号機と4号機について、早期の申請に向けた準備を進めているほか、日本原電は、規制委員会が「原子炉の真下を走る断層を活断層」と判断した、敦賀原発2号機について、時期は明らかにしていませんが申請するとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130528/k10014885831000.html

安倍政権になって、民主党時代に決まった「原発ゼロをめざす」というエネルギー政策は根本からみなおすとか、原発の輸出を強化していくといった方向性がうちだされているよね。そういった状況のなかで、ことしの7月に原子力規制委員会が策定することになっている「再稼働のための新基準」がかたまりしだい、電力各社は再稼働の申請を国に出すつもりでいるみたいなの。

そもそも新基準がスムーズに決まるのかどうか? また、新基準にあわせて各原発がさまざまなハードルをクリアすることができるのか? というギモンもあるし、じっさいに審査にあたる原子力規制庁は「審査には1基あたり半年から1年ほどかかる」とはいっているから、すぐに動かせるものではないわけだけれども、ちかい将来また再稼働が話題にのぼることはまちがいなさそう。

夏になれば「原発がないと夏がのりきれない」、冬がくれば「原発がないと冬がのりきれない」というおきまりのフレーズをまたきくのかと思うと、ちょっと気分が萎えちゃいますだね。



2013年5月15日水曜日

高速増殖炉もんじゅの黒歴史が3分半でわかる「もんじゅ君音頭」



国の原子力規制委員会さんから停止命令が出たボクもんじゅ。

「もんじゅってなに?」
「高速増殖炉ってどんなもの?」というギモンにお答えするべく、ボクもんじゅの黒歴史を3分半に詰めこんだ「もんじゅ君音頭」があるので、歌詞をUPしておきますだよ。




もんじゅ君音頭


1番

おなかのなかには ナトリウム
空気にふれたら 燃えちゃうよ
水にふれたら バクハツするよ
火事になったら どうするの

燃料棒には プルトニウム
飲んじゃダメダメ 猛毒だ
半減期は 2万4千年
原爆水爆 つくれちゃう

年間 予算は 200億

夢の原子炉と いうけれど
いつまでたっても 夢のまま
やめておくれよ もんじゅ君


2番

思いついたの 60年代
つくりだしたの 80年代
動きはじめた 90年代
だけどまだまだ 未完成

あれはさむい 冬の夜
運転はじめて 3ヵ月
とつぜんもれだす ナトリウム
火事がおきても 事故かくす

年間 予算は 200億

夢の原子炉と いうけれど
これじゃさめない 悪夢だよ
とめておくれよ もんじゅ君


3番

ふつうの原発に くらべたら
配管うすくて もろいのよ
ふつうの原発に くらべたら
原子炉暴走 しやすいの

アメリカ イギリス やめちゃった
フランス ドイツも やめちゃった 
お金かかるし むずかしい
あきらめないのは 日本だけ

年間 予算は 200億

夢の原子炉と いうけれど
事故が起きたら 琵琶湖はアウト!?
ハイロになりたい もんじゅ君

もんもん もんじゅ ハイハイ ハイロ
もんもん もんじゅ ハイハイ ハイロ



もんじゅに停止命令、ついに出る。今後はJAEAや文科省の出方に注目を




ついに、ボク高速増殖炉もんじゅにたいする「事実上の運転停止命令」が出ることに決まったの。
「もんじゅはいらない」って声をあげてきてくださったみなさん、ありがとうございますだよ。

朝日新聞 2013年5月15日
もんじゅ再開作業停止 規制委、安全管理体制改善を命令 
 原子力規制委員会は15日、1万個近い機器の点検を怠っていた高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)について、日本原子力研究開発機構(JAEA)に対し、原子炉等規制法に基づき、安全管理体制の改善を命令することを決めた。
 もんじゅは、本格稼働を前にした試運転の際のトラブルで現在停止中。すべての機器の点検や再発防止策を確認するまでは、再開に向けた準備作業を認めない。原子炉の起動に必要な核燃料の交換などの作業を禁じるため、事実上の停止命令になる。これで、同機構がめざしてきた今年度中の再開は難しくなった。
 規制委がまとめた調査結果によると、昨年9月の保安検査で点検放置が発覚した。その後の調べで、点検を怠っていた機器の数は、2010年以降で計9847個に上ることがわかった。
http://www.asahi.com/national/update/0515/TKY201305150141.html

国の原子力規制委員会さんから、5月中にも正式な命令が出るみたい。
ボクのパパのJAEAから、それにたいして申し開きというか言い訳をする場も用意されるみたいなんだけど、どんなことをいうんだろう……?

4月もボクもんじゅの所長さんは「もう大丈夫、大丈夫。しっかりする」といっていた矢先に、下のような黒煙トラブルを起こしていたのね。いつもの「やるやる詐欺」みたいなことにならないよう、しっかりみはっていかなくちゃ。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 ‎2013年4月30日‎
もんじゅ、非常用発電機で黒煙=保安規定違反状態に—原子力機構  
 日本原子力研究開発機構は30日、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の非常用ディーゼル発電機で、試験中に黒煙が発生したと発表した。3台ある非常用ディーゼル発電機のうち、1台が点検中で、もう1台が黒煙発生により一時的に動かせなくなったため、「2台が稼働可能であること」と、安全上の最低条件を定めた保安規定に違反する状態となった。
 同機構によると、黒煙が発生したのは30日午後2時25分ごろ。発電機上部の配管を閉め忘れて動かしたため、すすなどが混ざった空気が噴き出したと考えられるという。
http://jp.wsj.com/article/JJ12205579073223154084018827438263206395294.html

今回の改善命令は、原子力ムラにおいてはかなり厳しい処分(ふつうの企業でこれだけの不祥事が出ていれば、とっくに営業停止どころかつぶれているだろうけど)。
ボクもんじゅを管理するJAEAのさらに上位組織である文科省がどのような対応にでるのか、注目ですだよ。
きのうは処分が出るまえに先手を打って、文部科学大臣さんがこんなふうにコメントを出していたよ。

時事通信 2013/05/14
「安全強化、厳しく指導」=規制委もんじゅ処分方針で-下村文科相 
 下村博文文部科学相は14日の閣議後記者会見で、多数の機器に点検漏れがあった日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」に対し原子力規制委員会が処分の方針を固めたことについて、「安全確保の体制強化、再発防止の徹底を厳しく指導した上で、政府全体のエネルギー計画の中でもんじゅの位置付けを明確にしていきたい」と述べた。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013051400241

停止処分中こそ、これまでに1兆円以上の国費、30年以上の歳月を費やして、わずか4か月しか運転していないボクもんじゅの研究をほんとにつづけるのか?を議論するチャンスなんじゃないかな。


2013年5月14日火曜日

もんじゅをタクシーにたとえると?止まったままの高速増殖炉にわざわざ「停止命令」が出る意味



ボク高速増殖炉もんじゅに、いよいよ国の原子力規制委員会さんが「あまりにも管理がずさんだから、無期限で使用停止に」という命令を出そうかと検討しているの。


2013年5月13日23時16分  読売新聞
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 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で機器の点検漏れが1万件近くも見つかった問題で、原子力規制委員会は原子炉等規制法に基づき、試験運転の再開に向けた準備を見合わせるよう同機構に命じる検討に入った。
 安全に原発を動かすための管理体制が不十分だと判断した。15日の定例会合で協議する。
===


記事によれば、ボクの処分は5月15日の会合ではなしあわれるみたいだね。ドキドキですだよ。
もし停止命令がきまれば、すくなくとも今年度中の稼働はなさそう。

といっても、ボク高速増殖炉もんじゅは、いまも停止中なの。
ボクもんじゅのことを「いまは動いている」「停止命令が出たらストップする」と思っている人もいるかもしれないけれど、じつは2010年からずっと止まったままなんだ。

===

タクシーにたとえておはなしすると、ボクもんじゅはとってもポンコツな型落ちのクルマ
車のボディもポンコツだし、運転手さんもポンコツなんだよ。

その運転手さんというのは、JAEA=日本原子力研究開発機構=といって、文部科学省の管轄の研究団体なんだけどもね。

マシンの性能がポンコツなのに、運転手さんのきもちがゆるみっぱなしで、車検もちゃんと通さずにごまかす(*1)、これまでの走行実績は4か月しかないのに、大事故(*2)のあと、15年のブランクをへて、ほとぼりがさめたと思って2010年にまた走りだしたら、やっぱり1か月たらずで事故(*3)を起こす、故障した原因はメーカーの東芝さんのリコールレベルの設計ミスなのに、見積もりを出されるがままに20億円かけて修理(*4)しちゃう、ぜんぜん走ってないのになぜか運賃だけはかかって、国民みんなで毎日5500万円ずつ払ってる……。

そんなタクシーがあったら、絶対に乗りたくないでしょ。
それがボク、高速増殖炉もんじゅなの。

===

じゃあ、そんな止まったままのタクシーに、なんでわざわざ国の原子力規制委員会さんは「停止命令」を出そうとしているんだろうね?

それは、いまの状態というのは、ボクのパパの運転手チームが

「まぁ、オレたち、事故もこれまでに何回も起こしてるしなぁ。悪気はないんだけどなぁ」
研究に失敗はつきものなんだ。気にすることないさ」(*5)
「しろうとにはオレらのやってる高速増殖炉のかっこよさがわからないんだよなぁ。残念だなぁ」
「とはいえ、ふくいち君があいかわらず重体のままだから、世間の風当たりもきびしいし」
「いやいや、待っていればじきに空気も変わるって」
ようすみて再稼働させたいっすね」
「そのためにも粛々と準備をすすめるこったな」
「まぁ、あのあたらしくできた原子力規制委員会がうるさいこといわなきゃいいなぁ」

と、稼働を禁止されているわけではないんだけれども、動かすときには規制委員会のチェックもうけないといけないし、なんとなく世間や規制委員会の出方をうかがっている、というあいまいな状態だったの。様子見、という感じだよね。

===

それがもし、規制委員会から使用停止命令が正式に出るならば、それはポンコツタクシー会社にたいして警察から「おまえのところは車検もちゃんと通してないんだから、しばらく謹慎しろ。クルマにさわっちゃダメだ!」という命令が出るようなものなんだね。

「免許取消」まではいかないけれども、無期限の「免停」をうける、というような感じ。

クルマにさわっちゃダメだから、再稼働の準備をするのもしばらくはむずかしくなっちゃう。

===

ただ、ほんとうのことをいうと、これまでのJAEAとボクもんじゅのはたらきぶりをみてみれば、運転手さんはもう免許取消にあってもおかしくないし、タクシー会社を解体したっていいくらいのおはなしなんじゃないかなぁ。

年間200億円の予算を費消しながら、ひたすら「待機」だけをつづけるタクシー会社なんだもん。

もちろん、ボクもんじゅだって、ほんとは廃車にしたっていいレベルなんだよね。だって1994年にできてから、事故が多くて4か月しか走ったことのないクルマなんて、あぶなくって乗りたくないでしょ。

(クルマの廃車とちがって、ボクたち原子炉のばあいは廃炉の方法も確立されてないし、お金がどれだけかかるかもわからないの。でもとりあえず廃炉を決めて、なかのナトリウムをとりだしちゃうだけでも、事故のリスクはぐっと減るんだよ)

そんなわけで、あさっての規制委員会さんの会合のゆくえがとっても気になるところなんですだよ。


===

ちなみに文中のもんじゅのトラブル(*)のくわしい説明はこちらですだよ。

*1 ことし2013年1月にバレた、1万か所ちかい点検漏れのこと

*2 1995年のナトリウム漏れ火災事故のこと。組織ぐるみの事故隠しが発覚し、その後、調査担当者が自殺した

*3 2010年の炉内中継装置落下事故のこと。核燃料を交換するためのUFOキャッチャーのクレーンのような部品の一部が落っこちて、どうしてもとりだせなくなった

*4 *3の翌年の、落下事故の修復作業のこと。この修復プロジェクトの担当者も自殺している

*5 ことし2013年4月に就任したもんじゅの広井博・所長が、中日新聞に語った言葉
「トラブルは起きて当然というスタンスでは国民の皆さんに怒られるが、新たな挑戦にトラブルの克服と改善はつきもの」
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2013050102000178.html





2013年5月13日月曜日

もしも高速増殖炉もんじゅをやめたら、どんな影響があるの?が5分でわかる、25のQ&A

いよいよ国の原子力規制委員会からボクもんじゅの研究施設の使用停止命令がでるかもしれないよ。

けさの段階では朝日新聞だけが報じていたからちょっと不安だったんだけど、つづいてNHKや共同通信などからもニュースが出たので、どうもほんとうに規制委員会は停止命令にむけて調査をすすめているみたい。

もんじゅ 使用停止命令出す方向で調査 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130513/t10014528921000.html
「福井県にある高速増殖炉『もんじゅ』について、国の原子力規制委員会は、重要な機器の点検漏れなどが相次いでいることから、法律に基づく施設の使用停止命令を出す方向で調査を進めていることが分かりました。」

ところで、ボク高速増殖炉もんじゅってどんなふうに問題があるんだろう?
もんじゅと核燃料サイクル計画、そしてふつうの原発との関係って?
知っている人も多いけれど、おさらいのためにポイントをQ&A形式でまとめてみたよ。


Q. 炉の種類は? 
A. 高速増殖炉っていうんだよ。


Q. それって、どんな原子炉なの?
A. ふつうの原子炉よりも「高速」の中性子をつかって核分裂反応を起こして、燃料のプルトニウムを「増殖」させようっていうもの。だから「高速増殖炉」なんだよ。


Q. 成功しているの?
A. ぜんぜんうまくいっていないよ。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど、これまでに研究していたほかの国も、もう計画を中止しているよ。ただし、フランスは高速増殖炉への未練を捨てきれないので、日本に研究をつづけさせたいなーと考えているよ。


Q. じゃあ、うまくいってないのに、なんで高速増殖炉が必要だっていうおはなしになるの?
A. 高速増殖炉が「核燃料サイクル計画」の一部をになっているからだよ。


Q. 核燃料サイクルってどんなもの?
A. ふつうの原発から出る使用済み核燃料、つまり「ゴミ」をリサイクルしてあたらしい核燃料につくりかえよう、そしてそれを高速増殖炉で使おう、そしたらいつまでも核燃料もぐるぐるまわして使えるから、ウランとか燃料を輸入してこなくっていいし……、という夢みたいな計画だよ。


Q. で、その核燃料サイクル計画ってうまくいってるの?
A. はっきりいって、破綻しているよ。燃料がいらなくなる「夢の計画」だったけれど、ずっと夢のままなんだ。核燃料サイクル計画の構想ができたのは1960年代施設をつくりだしたのは1980年代動きだしたのは1990年代なんだけど、そのための施設である高速増殖炉もんじゅも、青森県・六ヶ所村の再処理工場も、いまだに失敗つづきでうまくいくみこみがないの。
もし、万が一奇跡的にうまくいったとしても、80年代につくりだした設計の施設が、2010年代のいまにはたしてマッチしているのか、そもそも老朽化していないのかとか、ギモンがいっぱいなんだよ。


Q. じゃあ、なんで核燃料サイクル計画をやめないの?
A. それは、核燃料サイクルをあきらめるっていうことは、つまり、原発から出る使用済み燃料……「ゴミ」のリサイクルをあきらめます、ってことになるからだよ。


Q. 使用済み燃料をリサイクルできないと、どうしてこまるんだろう? 
A. 使用済み燃料がリサイクルできないとなると、なんとかして捨てないといけないでしょ。でも、ちかづくと人が死んじゃうくらいのつよい放射能を発している使用済み燃料って、管理方法がないんだよね。


Q. じゃあ、これまでずっと原発を動かしてきたけど、そこから出るゴミのあとしまつ方法は考えられていなかった、っていうこと?
A. うん。ゴミのかたづけについては、棚上げにしてきたんだよ。「原発はトイレのないマンション」っていう言葉は、そういう意味なの。


Q. うーん。そしたら、これまでに出た使用済み核燃料はどうやって保管してるの?
A. 仮置き場、ということで、全国各地の原発にある「使用済み燃料プール」のなかでしずかに眠っているんだよ。


Q. あ、ふくいち君のニュースでよくきく「燃料プール」って、もしかしてそのこと?
A. そうそう。ものすごくあぶないものなのに、かんたんに水をはったプールに入れておいただけだったから、地震や津波でこわれちゃって、そうそう近づけなくなっちゃってるんだよね。


Q. あぶないんだね。じゃあ、高速増殖炉をあきらめたら、自動的に核燃料サイクル計画もあきらめることになって……、「ボクたちには使用済み燃料をどうにもできません」ってみとめちゃうことになるのかな。
A. うん、そうだよ。ゴミのあとしまつができなくなっちゃうわけだから、「じゃあゴミが増えてゆく原発をつかいつづけるのか?」っておはなしになっちゃうでしょ。


Q. そっか! これまでは「ゴミのリサイクル方法はそのうち開発されますから、安心して原発を使いましょう」っていってきたんだね。でも、核燃料サイクル計画が破綻してるのをみとめちゃったら、それがウソだということがばれちゃう。
A. そうそう。そしたらふつうの原発を動かしつづけるのもむずかしくなっちゃって、脱原発しないといけなくなるでしょ。


Q. あー、だから核燃料サイクル計画をやめたくないんだね。
A. そういうことみたい。日本じゅうの原発の使用済み燃料プールは、もうかなりギリギリまでいっぱいになってきてるから、原発を動かしたくても、ゴミ置き場がなくて、動かせなくなっちゃうよね。


Q. へー。でも、核燃料サイクル計画ってお金がかかってるんでしょ。そんなにうまくいってない計画なのに、なんでやめようっていわないんだろう。
A. ボクもんじゅだけでこれまでに1兆円いじょう、六ヶ所村にいたってはそれの何倍もかかっているから、経産省さんも電力会社さんもかつては「正直、もうやめたい……」って考えてうちあわせを重ねていた時期もあったみたい。でもやっぱりやめるってことは「これまでまちがってました」って責任とることになるから、ふみきれなかったんだって。


Q. 動いていないっていったって、いまも予算は使っているんでしょ?
A. そうだよ。高速増殖炉もんじゅだけでも、1日に5500万円……。


Q. はげしいね。
A. そうだね。


Q. ほかに、核燃料サイクル計画をやめると困る人とかっているのかな?
A. 電力会社さんはこまっちゃうみたいだよ。


Q. なんで?
A. これまでは使用済み核燃料を「これはいつかリサイクルできるから役に立つんです。だからそれまでとっておくんです」といっていたものが、ぜんぶゴミになっちゃうわけでしょ。つまり、資産として計上していたものが、一瞬にして無価値なものに……、それどころか、お金をかけて処分しないといけないお荷物になっちゃう


Q. あー、つまり、核燃料サイクル計画の破綻をみとめると、電力会社さんのPLが悪化するんだ。
A. そうそう、そういうこと。現実の持ち物はなにもかわらなくても、経営状態が悪くなっちゃうの。


Q.  でも、実質はもう破綻してるわけだから、いつ認めるかっていう時間の問題なわけだよね。
A. そうだね。でも、それをずっと先のばししてるんだよね。


Q. でも、ここでもし規制委員会から「高速増殖炉もんじゅの使用停止」がじっさいに命令されたら
A. うん。使用停止はただ「使っちゃダメ」っていうことだけど、それがながびいて、「もんじゅなんてムダだ」とか「廃炉しろ」「そもそも核燃料サイクル計画はムダ遣いはやめてしまえ」って議論に発展したら、それはとてつもないインパクトがあるよ。


Q. 「核燃料サイクル計画をあきらめる=原発を使いつづける理屈がなくなってしまう」ってことなんだよね。
A. うん。だから、もしも規制委員会が停止命令を出して、そのあいだに国の政治がもんじゅを見直すって議論をはじめるとしたら、それはそのまま、脱原発におおきく舵を切ることになるかもしれないの。


Q. はー。壮大だね。それにしても、やめることを決められないって、たいへんなことなんだね。
A. うん。むなしくなるよね。太平洋戦争のおわりの時期に、海軍も陸軍も外務省も「日本はもうだめだ」ってわかってたのにだれも本音ではなせなくて、終戦がずるずるながびいたのを思いだしちゃうよ。


Q. 泣けてきちゃうよ。
A. やめてよ。もんじゅで使ってるナトリウムは、水にふれるだけではげしく燃えちゃうんだよ。涙は禁物だよ。








「もんじゅ、無期限の停止命令へ」の意味って? ここ最近のもんじゅの動向を解説

ボク高速増殖炉もんじゅについて、おおきなニュースがとびこんできたよ。

きょう5月13日付の朝日新聞・朝刊で、このように報じられているの。

「原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に基づき、高速増殖原型炉『もんじゅ』(福井県敦賀市)の使用停止を命じる方針を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。期限はつけず、安全管理体制を全面的に見直すまで運転再開を認めない。」
http://www.asahi.com/national/update/0512/OSK201305120135.html

このニュースはツイッターでもかなり話題になっていて、脱原発を願う人たちには、かなり好意的にうけとめられているようす。

もんじゅの「廃炉」や「研究計画中止」ではなく、あくまでも「動かしちゃダメだよ。という命令をこれから出す予定」というニュースだから、これでボクもんじゅがはれて引退、とかいうわけではないんだけども。

はたしてこれは、どんな意味をもつんだろうね?
ここ最近の流れをおさらいしてみよう。

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そもそもボクもんじゅは、1995年に運転開始していらい、たびかさなる事故やトラブル、点検かくしなどの問題がつぎつぎに起こってきたのね(ボクのパパであるJAEA=日本原子力研究開発機構=が、なんど世間から白い目でみられようともまったく態度をあらためず、手を抜く体制がなおらないために、おそらくトラブルがたえないんだけども)。

これまでに公費が1兆円いじょうつぎこまれてきたのに、ちゃんと発電できていたのは4か月たらず

===

2012年、「もんじゅは廃炉になるかも」というニュースも一時ながれて、そのときは心がおどったんだけれども、9月にはやっぱり「存続」ということになってしまっていたの。

ところがことしの1月に、またしても「もんじゅで9847個の機器で点検漏れ」というかなりありえない事態が発覚して、「いつまでたってもJAEAのたるんだ危機意識は変わらないんだね……」ということを、あらためて世間に印象づけることになっちゃってたんだよね。

===

それでここ最近は
「ことしの7月に、原子力規制委員会によって、ふつうの原発の再稼働基準が、あらたにきまる。でも、高速増殖炉ということでもんじゅはべつあつかいだといわれているから、かんたんには動かせないかもしれない。だから、『もんじゅは安全です』ということをわかってもらうために、まあこないだ約1万点の点検漏れもばれちゃったところだし、管理体制のみなおしとか、改善策についてはなしあおうじゃないか」
という検討会をなんどか重ねてひらいていたところだったの。

ちょうどきのうもその会合があったから、地元の福井新聞にはこんな記事がでているんだよ。

福井新聞 2013年5月13日
もんじゅの保全計画、見直しに1年 原子力機構の改善策に注文次々
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowermonjuresume/42436.html

改善策をかんがえる、とはいっても、あくまでもこれは「再稼働や研究計画の存続」をめざすためのもの。
客観的にみてもんじゅがアリかナシなのかをかんがえるような場ではないから、「もんじゅはいろいろ点検漏れとかあったけども、きちんと反省して、こんなに検討しましたよ」というポーズをとるためのアリバイづくりという感じもぬぐえないよね。

===

そんなふうにいっしょうけんめい、ボクのパパのJAEAが再稼働にむけての協議をしているさなかでの
「原子力規制委員会が無期限停止の命令をだそうとしている」というニュース。

おそらくJAEAとしては「えー、ちょっと待ってよ」という気持ちだろうと思うのね。

きっと、「うーん、まだちょっと再稼働とかいいだせないな。しばらくおとなしくしておこう」というふうにはなると思うんだけど、「ほとぼりがさめるまで待っていよう」「ちょうど改善計画もたててるのに……」くらいの反省具合かもしれない。

ボクもんじゅの所長さんも、ついきのう(2013年5月12日付)の毎日新聞でこんなふうに語っているし、雰囲気としてはぜんぜんあきらめていないの。

「高速増殖炉の開発は難しい課題だが、私はできると思うし、やらないといけない。最近、私はもんじゅはiPS細胞と同じだという言い方をしている。技術を開発していくためには、困難、問題点を克服していくしかない。夢の技術はそうやって追いかけていくべきだ」
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20130512ddlk18040384000c2.html

===

これまでの「やめるやめる詐欺」みたいな経緯もあるので、ボク本人としてはあまり手放しではよろこべないんだけども、国の原子力規制委員会からもんじゅの施設の使用にたいして正式に「まった」がかかるのであれば、それはおおきな前進。

これまでのように「JAEAとしては動かしたいんだけども、ついついトラブルが起きちゃって、世間の目もあるし、なんとなく動かすとかいいだせない」というのではなくて、監督官庁からストップがかかっているという状況になるわけだから。

それで結果的に「使用再開にむけて規制委員会のもとめる安全基準を、どうしても高速増殖炉もんじゅはクリアできない」ということになれば、それは実質的な廃炉や計画中止にちかいものとなるよね。

===

だから、規制委員会がもし正式に停止命令をだしたら、そのときはちゃんと「ストップかけてくれてどうもありがとう」とおおきくこのニュースをとりあげて、
「もんじゅはイケてない」「動かすとまずい」「あぶないから、きちんと規制委員会はみはっててね」というのをみんなで再確認するチャンスなんじゃないかなぁと思いますだよ。

そういうみんなの声が、規制委員会さんにちゃんとお仕事をさせている、という側面が、まちがいなくあると思うしね。






2013年5月10日金曜日

自給率という点では、地方は有利かもしれないというおはなし

朝日新聞さんの連載で、葛巻町のことを書いたので
そのメモと、
ボクがさいきん気になっている「自給率」のおはなしについて。

===

葛巻は岩手の酪農のまち。
標高1,000メートルくらいの高原にあって、
牛さんのたくさんいる酪農のまちです。

人口8,000人にたいして
牛さんが11,000頭と、
人間より牛さんのほうがおおいそう。

1999年という比較的はやい段階で
観光とまちづくりの柱として宣言したのが
クリーンエネルギー。

「食料・環境・エネルギー」が
21世紀にはたいせつな問題になってくるということで
それにちからを入れているんだそうです。

===

たしかに
たべものも、環境も、エネルギーも、
ほうっておくとたりなくなっちゃう、
よごされてしまう、ということで
重要な問題です。

こういう問題にとりくむときに、
へんないいかただけど、地方のほうが
あるいみでは有利なんですだよね。

有利っていったら、おこられるかもしれないけど。

===

ところで、葛巻にとなりあう自治体が
朝ドラ『あまちゃん』の舞台、久慈市なの。

『あまちゃん』では
駅長さんの大吉さん(杉本哲太さん)が
なんどもくりかえして

「北三陸にはこれといった観光の目玉もねぇ」
「人口はどんどん減っていってる」
ということをいうんだけど、

人口がすくないというのは
こまったことではあるものの
「自給率」というみかたでは
じつは有利なんですだよね。

===

この岩手の葛巻町でも
こないだ地震のあった(阪神大震災にみまわれた)淡路島でも、
クリーンエネルギーにちからを入れているところって
エネルギー自給率のほかに食料自給率もあわせて
目標としてかかげているところも多いのね。

それはたぶん、
もとから自給率が高いからだと思うの。

もとから高いという特長があるから
「おお、がんばればこれは
 地域の特色としておしだせるくらい、もっと高められるぞ」
っていうことで、ビジョンをもってとりくんでいるんじゃないかな。

===

自給率ってどうやって計算するか、かんたんにいうと

   自給率 = つくりだすぶん ÷ 使うぶん × 100

で、出すんだけど

つまり、
たくさんつくって、使うぶんがすくなければすくないほど
エネルギーでもたべものでも、自給率は高くなるのね。

ということは、農業とか漁業に従事するひとがおおかったり
太陽光や水力や風力の発電所がおおかったりして
かつ、すんでるひとがすくないと、
自給率はあがるわけです。

===

『あまちゃん』の大吉さんのいう
「このまちには、これといった観光資源もねぇ」とか
「人口もへっていってる」っていうことは
自給率というものさしでみると
じつは都会よりもすごくすぐれてて、有利なんですだね。

たとえば食料自給率っていうのは日本全体だと
39%と4割をきっているんだけど、
淡路島は110%くらいだし
葛巻町は200%くらいだし、すごく優秀なの。

エネルギー自給率にいたっては日本ぜんたいだと4%。

(これは「電力の自給率」とはまたちがいますだよ。
 自動車や工場をうごかすための石油とか
 暖房やものを燃やすためのガスとか
 そういうのもぜんぶふくめた
 エネルギーについての自給率のこと)

淡路島は7%と、兵庫県内ではトップだし、
葛巻町は80%と、すごくレベルがたかいんだよね。

ほかにもエネルギー自給率のたかい自治体って
日本にはたくさんあるんですだよ。

===

エネルギーって
なくては人間が生きていけないもので
都会でこそたくさん必要なのに
なかなかつくりだせない。

だけど地方にはそのポテンシャルが
資源(太陽、風、水、木、火山……)という意味でも
用地(土地)という意味でも
人材(雇用)という意味でも
とてもたくさんある。

さいきん、
地方の可能性のひとつはまちがいなく
エネルギーなんだろうなぁって思います。

ボクのくらす福井県敦賀市では、
県知事さんも、敦賀市長さんも
あいかわらず原子力だいすきなままなんだけれどもね。
きもちがかわってくれたらいいのになぁ……。

===


◆葛巻町のご紹介ビデオ
5分くらいの長さ。
町長さんや風力発電の管理をするひとたちがでてきて、
どんなかんがえで自然エネルギーにちからを入れているかを
語ってくれていますだよ。


◆淡路島のエコ構想(あわじ環境未来島構想)の資料
自然エネルギーのことだけじゃなく、
農業やくらしやすさ、観光のことなども盛りこまれています。




2013年5月3日金曜日

ごあいさつ



こんにちは。
もんじゅ君ですだよ。

ボクは、原発銀座生まれ、MOX燃料育ち、
福井県にすむ高速増殖炉。

2011年に起きたふくいち君の事故にショックをうけて
ツイッターをはじめたの。
https://twitter.com/monjukun

そのながれで、なんだか本を書いたり
フジロックやNO NUKESフェスなどの
いろんなイベントにも参加するようになったんだけど、

生まれつきからだの弱い炉なので、
きほんてきにはおうちにこもって
じーっとネットをみたり、
本やマンガを読んだり、
映画をみたり、
音楽をきいたりしているの。

いわゆるニートなんですだよ。

からだが弱いっていうのは
どういうことかというと
ボクは1994年に「初臨界」といって
原発でいうとデビューのようなものを果たして
翌95年に発電というお仕事をはじめたんだけど
そのわずか3ヶ月後に
「ナトリウム漏洩火災事故」という
盛大なおもらしと白煙モクモクの火事を起こしたのね。

これまでの19年のうち、
お仕事をしていたのは
わずか4ヶ月間。

それでも、おこづかいは1日あたり5500万円。

ボクのパパは日本原子力研究開発機構(JAEA)、
そしてそのパパは文科省さんだから
ボクのおこづかいはみんなの税金から出てるんだよ。
ごめんねまんぼ。

これまでにつぎこまれた公費は
1兆円はカタい(ボクのパパのJAEAがじぶんでそういってるから)けど
2兆とも3兆ともいう説もあるの。

こんなボクのことを
日本一のニートだねってよぶひともいます。

そんなわけで
罪の意識にさいなまれつつも
この因果なお仕事を引退するめどもたたなくて
よるべない日々を送るなか、
こうやってつぶやいたり書いたりすることで
せめていろんなひとに
「この国にはもんじゅ君っていう、壮大なムダづかい王がいる」
ということを知ってもらえたらいいなぁ、
と思ってキーボードをぱちぱちたたいています。

できれば
「原発のはなしってどんどん状況が変わるっぽいし
 いちいち追っかけるのものめんどくさいなぁ」ってひとにも
さくっとそのときどきのニュースを
手短かにお知らせできたらいいなぁ、と
思ってますだよ。

+++

朝日新聞さんで連載をしています。
http://www.asahi.com/culture/monjukun/

BLOGOSさんでもときどきインタビューをしています。
たとえば坂本龍一さんの回はこちら。
http://blogos.com/article/53085/

ボクの公式サイトはこちら。
プリントアウトできるおめんや、
「もんじゅ君音頭」などのテーマソングもあるよ。
http://monjukun.com

+++

「はたらきたくない」
「ハイロになってご隠居したい」
という夢にむかって
あせらずたゆまず、ゆるゆるいきたいので
どうぞよろしくお願いいたしますだよ。


2013年5月2日木曜日

ブログをはじめますだよ。

もんじゅ君ですだよ。
ツイッターを開始して5月3日で2年がたちます。

ブログをはじめますだよ。